借金地獄とは、一般的に返済能力を超えて借金の返済が困難になっている状態を指します。このような状態が続くと、いずれ借金を滞納したり、闇金業者などの犯罪業者からお金を借りたりなど最悪の方向に行ってしまう恐れがあります。
そこで今回は、借金地獄とは何か?についてお伝えするとともに、今の状態が続くとどうなるのか、借金地獄から抜け出す方法はあるのか?についてお伝えします。
借金返済に苦労されている方、借金地獄に陥っているのではないか?陥るのではないか?と不安を感じている方は、これからお伝えすることをぜひ参考にしてください。
借金地獄とはどのような状況?
借金地獄とは、一般的には借金総額が返済能力を超えている状態や借金ありきで生活をしている人、状態のこと指します。「借金で自分の生活が支配されている」と感じている方は、借金地獄に陥っていると思って良いでしょう。
まずは、一般的に借金地獄と言われる下記の状態について詳しくお伝えします。
- 借金総額が返済能力を超えている状態
- 借金ありきで生活をしている状態
自分の状況に照らしながら、借金地獄について詳しくみていきましょう。
借金総額が返済能力を超えている状態
借金総額が返済能力を超えている方は、いわゆる借金地獄の状態です。あなたが「借金の返済が苦しい…」と感じている場合は、返済能力を超えている可能性が非常に高いため、早急な対応が必要になるでしょう。
借金総額が実際に返済能力を超えているかどうかは、各債務者の状況によっても異なります。
たとえば、借金総額がまったく同じでも、その人の年収によっては返済能力が異なるため借金地獄かどうかは一概に言えません。また、仮に同じ借金総額、同じ年収であっても家族構成によっても返済能力は異なるでしょう。
借金総額、年収、家族構成がまったく一緒だったとしても、各家庭の支出金額は異なるため、返済能力の基準は大きく異なります。つまり、あなたが返済能力を超えているかどうか、借金地獄に陥っているかどうかは、債務者であるあなた本人が判断をすることです。
ひとつの基準としては「借金の返済が苦しい…」とか「今月の支払いをどうしよう…」と考えている場合は、返済能力を超えています。かろうじて返済をできている方であっても、多重債務や自転車操業状態ならば、非常に危険な状態と言えるでしょう。
自分では「まだ大丈夫…」と思っていても、側から見れば明らかに借金地獄に陥っているケースは珍しくありません。
自分自身で「借金の返済が苦しい…」と少しでも感じているならば、早急に対応するよう心掛けたほうが良いでしょう。
借金ありきで生活をしている状態
借金ありきで生活をされている方は、完全に借金地獄に陥っています。なぜなら、借金ができなくなってしまった場合には、生活が破綻するためです。
たとえば、毎月決まった金額を返済できている方でも、返したあとに生活費が不足してお金を借りてしまう方もいるでしょう。
このような状態が続いていると、債権者をただただ儲けさせてしまっているだけです。自分が利息を支払い続けているだけであり、借金の完済を目指すことも難しいでしょう。
もしも、借金をしなければ生活ができない状態ならば、借金問題を根本から解決して、借金地獄から抜け出すしかありません。このままの状態が続けば、遅かれ早かれ生活が破綻するでしょう。
できるだけ自分が損をしないためにも、早急に借金地獄から抜け出すための対処法等を検討されたほうが良いです。
借金地獄の状態が続くとどうなるの?
借金絵を返済できない状態、いわゆる借金地獄に陥ってしまった場合には、下記のようなことが起こり得るでしょう。
- 借金の返済が困難になり、生活が破綻する
- 信用情報にキズがつく
- 強制執行により財産や給料を差し押さえられる
次に、借金地獄が続いた場合に起こり得るリスクについてもお伝えします。借金地獄に陥っている方、陥りそうな方はこれからお伝えすることを参考にしてください。
借金の返済が困難になり、生活が破綻する
借金地獄に陥ると、まず初めに借金の返済が困難になるでしょう。しかし、「借りたものは返さなければいけない」「返済日を過ぎてしまうと厳しい取り立てを受けることになる」と考えると、いかにして借金を返済するか?を考えます。
明らかに収支バランスが崩れてしまい、借金地獄に陥ってしまった人の対応は下記のいずれかに分類されます。
- 自分の生活を優先して借金を滞納する人
- 借金返済を優先して自分の生活が苦しくなる人
いずれにせよ、借金地獄に陥ってしまっており、生活が破綻していることに変わりはありません。
自分の生活を優先して借金を滞納してしまう方は、「返せないものは返せない。どうすることもできない」という開き直りです。自分の生活を守れているため、生きていくためには問題ないでしょう。
ただ、債権者側からの厳しい取り立てなどによって相当なストレスを抱える恐れがあります。その結果、心身の健康状態が悪化してしまい、日常生活に影響が出る恐れもあるでしょう。
一方で、責任感が強く「借りたものは絶対に返す」という意思のもとで、自分の生活を犠牲にしている方は注意が必要です。返済能力を超えているにもかかわらず、借金返済を優先してしまうと、自分の生活ができなくなってしまいます。
最悪の場合には、ライフラインの利用停止、家賃滞納による強制退去、携帯電話の利用停止などさまざまなことが起こり得るでしょう。このようなことが起こると、一般的な生活を送ることができず、健康面や精神面で大きな影響をあたえる恐れがあります。
「借りたお金は自分でかならず返す」ということは当然ですし、その考えのもとで尽力するのは当たり前です。しかし、自分の生活を送ることができないまま、借金を優先させる必要はありません。
だれでも、当初の予定に反して借金の返済ができなくなってしまうこともあるでしょう。返済が苦しいとき、借金地獄に陥ってしまった場合には、債務整理などの公的制度の利用を検討されたほうが良いでしょう。それが、自分を守るための唯一の方法です。
ストレスで心身の健康状態が悪化する
人が生きていくためにはかならず「お金」が必要です。そのお金に人生を支配され始めてしまうと、借金地獄に陥り、最終的には心身の健康にも大きな影響をあたえる恐れがあります。
とくに、責任感が強くて借金の返済ばかりを考えてしまっている方は注意が必要です。「次の支払いどうしよう…」とばかり考えてしまうため、相当ストレスを感じてしまうことになるでしょう。
また、「返せないものは返せない」と楽観的に考えられている人であっても、現実は甘くありません。借金の返済日までに返済できなければ、債権者から何度もしつこいくらいの督促が届くでしょう。
その結果、「返したくても返せない。でも、取り立てがしつこい…止められない」という最悪の状態になります。このような状態が続いてしまうと、最終的にはあなたの心身に大きな健康被害が及ぶでしょう。
実際、借金地獄に陥ってしまったことが原因で自殺をしてしまう方は一定数います。
「自分はメンタルが強いほうだから大丈夫」などと思われている方も、お金が持つ力は甚大であり、相当なストレスを感じるため心身に支障を来す恐れは十分にあります。とくに責任感の強い方は、自分で解決をしようと思い込んでしまうため、第三者を頼れずに苦労する方もいます。
現時点で借金地獄に陥ったと感じているならば、すぐにでも司法書士や弁護士などの第三者である専門家に相談をしましょう。そうすることで、自分の心身を守ることができます。
借金問題を公的制度などで解決することは、決して逃げなどではありません。人々が健康で文化的な生活を送る権利は、日本国憲法でも保証されています。まずは、安心して相談をしてください。
最悪の場合は犯罪に手を染める
借金地獄に陥ってしまうと、最悪の場合には犯罪に関与してしまう恐れがあります。おそらく多くの方が「何があっても絶対に犯罪だけには関与しない」と思っていることでしょう。
借金があっても、人としての道理に反することは絶対にない、そう思うのは当然です。しかし、お金の力は非常に大きく自分の意思にはかかわらず、犯罪に関与してしまう恐れがあるので注意しなければいけません。
中でも注意すべきことは下記の通り。
- 「〇〇だけ」などの甘い言葉に乗せられて気づかずに犯罪に関与
- 闇金や個人間融資などの犯罪者からの借り入れ
自分が犯罪に手を染めてしまう可能性のみならず、相手が犯罪者だったという可能性もあります。自分が注意を払っているつもりでも、余裕がないときに甘い言葉をかけられて、つい反応してしまう方は少なくありません。
借金の返済を迫られ、とにかく目の前の返済費用を工面しなければいけない状況になったとき、「即金性かつ高収入」という言葉があれば食いついてしまうでしょう。その結果、自分が知らないところで犯罪に加担させられてしまっている恐れがあります。
とくに注意すべきは、SNSなどで募集されているいわゆる裏バイトと呼ばれる犯罪です。「荷物を運ぶだけ」「荷物を受け取るだけ」など、簡単でだれでもできることを謳い、使い捨ての駒のようにあなたを利用します。
これらはすべて特殊詐欺の募集に使われる言葉であり、あなたが応募、実行した場合にはあなたも立派な犯罪者になります。当然「知らなかった」では済まされず、大きな代償を支払うことになるでしょう。
借金地獄に陥っている方は、冷静に頭を使うことができません。その結果、魅力的な言葉、甘い言葉につい反応してしまいます。普通に考えればわかるようなことでも理解できなくなってしまう恐れはあります。
多少リスキーであることであっても、現状から逃れるために「バレなければ大丈夫」など自分に都合の良い方向に考えてしまうでしょう。そうしてできた成功体験が、後の後悔を発生させることになります。
また、自分が犯罪者にならなくても、犯罪者からお金を借りてしまう恐れもあります。いずれも「とにかく返済費用を工面しなければいけない」という考えのもとです。
自分が犯罪者になる、あるいは犯罪者と関係を持ってしまうのは紙一重です。いずれにせよ待っているのは、後悔しかありません。
万が一、闇金業者や個人間融資を行っている者と付き合いを持ってしまうと、今以上の借金地獄に陥ります。犯罪者と関係を持つと、今以上に厳しい取り立てを受けることになるでしょう。
取り立ての行為が犯罪行為だったとしても、もともと犯罪を行っているものからすれば何も変わりません。
借金地獄に陥ると我を指すれてしまう方も少なくはありません。その中でも、冷静に判断して一線を超えないことを意識するのは必要なことです。どうしても借金を返せないときは、逃げることも必要になるでしょう。
信用情報にキズがつく
借金地獄に陥り、借金の返済が難しくなるとあなたの個人信用情報にキズがついてしまいます。その結果、クレジットカードを持てない、ローン契約の締結ができないなどの影響が出るでしょう。
最近ではキャッシュレス決済が進み、クレジットカードを所有しているのが当たり前の時代になりました。そのため、信用情報への事故情報掲載はとても大きな影響をあたえる恐れがあります。
また、個人信用情報への事故情報掲載があたえる影響は、クレジットカードやローン契約だけではありません。携帯電話の割賦料金契約や住宅の賃貸借契約にも影響をあたえる恐れがあります。
最悪の場合には、携帯電話の本体を分割で購入することができない、賃貸借契約の締結ができずに家を借りられないなどの事態に陥るでしょう。これからの生活にも大きな影響をあたえる恐れがあるので注意しましょう。
なお、あなたが借金地獄に陥り、現状を打破するために債務整理をした場合も個人信用情報にはキズがつきます。しかし、一定期間経過後に回復するため、借金を返済できない状態が続くよりは良いでしょう。
強制執行により財産や給料が差し押さえられる
借金地獄に陥ってしまい、借金を返済できずにいると最終的には強制執行により、あなたの財産や給料を差し押さえられてしまいます。強制的に財産や給料を差し押さえられてしまうため、強制的に苦しい生活を強いられてしまいます。
まずはあなたが所有する財産から差し押さえますが、それでも足りない場合にはあなたの給料の一部を差し押さえられるでしょう。
給料の差し押さえ金額はあなたの手取り給料の1/4までです。仮に手取り給料が20万円なのであれば、あなたは5万円を差し押さえられてしまうことになります。
また、手取り給料が44万円を超える場合には33万円を超える全額が差し押さえの対象になります。差し押さえられる期間は完済できるまでの期間であるため、完済できるまでは少ない給料の範囲で生活をしなければいけません。
きっと、自分から分割相談などをすれば、手取り給料の1/4以下の支払いで済ませられるはずです。また、司法書士や弁護士に相談をすることで、毎月の返済金額を抑えられます。
借金地獄に陥ってもなお、放置し続けてしまった場合に待ち受けているのは、強制執行です。そうなる前に対処することで、ある程度、自分の生活を守ることができます。借金の返済が苦しいときは、すぐにでも専門家へ相談しましょう。
借金地獄から抜け出すために行うべき5つの方法
借金地獄に陥ってしまった場合は、気付いた時点で早急に対応することで、すぐに抜け出すこともできるでしょう。最後に、借金地獄から抜け出す5つの方法について、下記の通りお伝えします。
- 収支バランスの確認を徹底する
- 収入を増やして借金の完済を目指す
- 借金の借り換えで返済負担を軽減する
- 固定費を減らして借金返済費用を増やす
- 債務整理で借金を減額・免責にしてもらう
借金地獄に苦しまれている方は、これからお伝えする抜け出し方を参考にしていただき、できるだけ早急に対応するようにしてください。
1:収支バランスの確認を徹底する
まずは、収支バランスの確認を行ってください。毎月の収入はいくらなのか?生活に必要な費用を支払い、基本生活費を支払った場合はいくら残るのか?を1円単位で計算してください。
そして、今の収入の中で借金返済は可能なのか?どうすれば返済できるのか?について計算をしてみると良いでしょう。明らかに生活費が不足する場合には、完全に借金地獄に陥っているため、収入を増やしたり債務整理を検討したりしてください。
一方で、かろうじて借金の返済ができるギリギリの状態だったのであれば、無駄を排除して積極的に借金返済を継続しましょう。
毎月の収支確認を徹底するだけでも、自分が使っている無駄を排除することができます。コンビニの買い物を控えるようになったり、できるだけ外食を控えるようになったりなど、意識も変わり借金の完済を目指しやすくなるでしょう。
収支バランスの確認は今日、今からでもできることです。まずは、収支を確認して自分の状況を知る努力をしてください。ここで面倒くさがるようであれば、借金地獄から抜け出すことは絶対にできません。まずはできることからやる、このことを徹底的に意識してやってください。
2:収入を増やして借金の完済を目指す
収支バランスが崩れて借金地獄に陥っているのであれば、収入を増やして借金返済に当てられる費用を増やし、抜け出す方向で考えてみてはどうでしょうか。抜け出し方1でお伝えした収支確認を行い、どの程度収入を増やせば無理なく返済できるのか?は見えているはずです。
おそらく、毎月数万円程度の収入が増えれば無理なく借金の返済は継続できるはずです。そのため、毎週末や仕事が終わったあとの数時間でアルバイトをするだけでも、毎月数万円程度の収入を得られるでしょう。
いつも平々凡々と過ぎていく時間をお金に変えるだけで、有意義な時間を過ごせるうえに収入も得られるため人生も豊かになるでしょう。
会社で副業が禁止されている場合でも、禁止の理由を知り、相談してみることで認められる可能性はあります。そもそも、公務員を除いて副業を禁止すること自体が違法であるため、相談してみる価値は十分にあるでしょう。
ただし、副業などを行う場合は日払い労働を除いて即金性がありません。そのため、「今週の返済日に間に合わせたい」などと思っている方には、向かない方法です。
また、即金性を意識するあまり、SNSなどを介して犯罪に抵触するアルバイトに応募したり参加したりする恐れもあります。焦っているときこそ冷静に判断し、危険なアルバイトなどには絶対に参加しないようにしてください。
3:借金の借り換えで返済負担を軽減する
複数者から借金をしている方、いわゆる多重債務者の方は一般的にみて高金利で借りている可能性があります。そういった場合は、金利の低い貸金業者などへの借り換えを検討すると良いでしょう。
わずか数%程度の金利差であっても大きな経済効果が発生します。結果的に総支払い金額を軽減できたり、毎月の借金返済費用を軽減できたりなど、さまざまなメリットがあるでしょう。
ただし、借金の借り換えやおまとめローン商品を利用する場合は、あなたの信用情報に問題がないことが前提です。事故情報が掲載されている場合は、その他のローン契約などと同じく契約の締結は難しくなります。
4:固定費を減らして借金返済費用を増やす
借金地獄からの抜け出し方として、まずは収支バランスの確認は行っているはずです。その結果、固定費の支払いによって借金返済費用を捻出できないのであれば、固定費の削減を検討されてみてはどうでしょうか。
たとえば、自動車を軽自動車など維持費の安いものに乗り換えるのも有効でしょう。格安スマホへの変更や、賃料の低い住宅に引っ越すのも良いでしょう。あなたが住宅ローンを組んで住宅を所有しているのであれば、任意売却を行って固定費を削減するのも有効です。
また、生命保険や医療保険、がん保険などの保障内容の見直しを行ってみるのも良いです。まとめると下記の通りです。
- 自動車の乗り換え
- 格安スマホへの乗り換え
- 賃料の削減(任意売却の検討も必要)
- 保険の見直し
上記のことを見直すだけでも毎月数万円程度の固定費削減に繋がります。当然、お酒やタバコ、ギャンブルなどの嗜好品や無駄なことは積極的に排除してください。そのうえで、固定費の削減を目指しましょう。
削減できた費用をすべて借金の返済に充てられれば、きっと無理なく借金の完済を目指せるでしょう。まずは、自分ができることから初めてみてはどうでしょうか。
5:債務整理で借金を減額・免責にしてもらう
借金地獄でどうしようもないときは、自分1人で抱え込まずに、かならず司法書士や弁護士といった専門家に相談をしてください。そのうえで、債務整理を検討すると良いでしょう。
債務整理には下記の3種類あり、自分の状況に応じてさまざまな選択をできるのが特徴です。
- 利息をカットして元金のみを返済する任意整理
- 住宅ローン以外の借金を大幅に減額できる個人再生
- 非免責債権を除くすべての借金の返済義務を免除される自己破産
一番経済的なメリットが大きい手続きは自己破産です。とくに、借金地獄に陥っている方は、自己破産によって借金をリセットしてシミあったほうが良いでしょう。
ただ、自己破産は多くのデメリットが伴うため、その他の債務整理を検討したい方は任意整理や個人再生を検討されると良いでしょう。任意整理は、債務整理の中で経済的メリットが一番少ないですが、デメリットも少ないのが特徴です。
個人再生は住宅ローンを省ける、財産を残しておけるなどのメリットがあります。一方で、かならず借金は残るため、借金地獄に陥っている方は減額金額を考慮して検討しなければいけません。
任意整理とはどんな手続き?他の債務整理との違いやメリット・デメリットを解説
自己破産とはどんな手続き?他の債務整理との違いやメリット・デメリットを解説
個人再生とはどんな手続き?他の債務整理との違いやメリット・デメリットを解説
まとめ
今回は、借金地獄とは何か?陥ってしまうとどうなるのか?借金地獄から抜け出す方法はあるのか?についてお伝えしました。
借金地獄とは、一般的には収支バランスが崩れて現状では借金の返済が困難になっている状態のことを言います。とくに多重債務者の方や、借金総額が自分でわかっていない方などは注意しなければいけません。
万が一、借金地獄に陥ってしまうと、借金に支配された生活が待っているでしょう。その結果、心身に影響をもたらし、日常生活や仕事にも大きな影響をあたえる恐れがあります。
最悪の場合には、借金が原因で自死に至ったり、精神疾患を患って退職せざるを得ない状況になったりします。そのような状態になったとしても、借金がなくなることはありません。仮にあなたが死亡しても借金は後世まで残り続けます。
そのため、かならず自分自身で解決をしておかなければいけません。とはいえ、責任感が強い方の中には、第三者に頼ることを嫌ってしまう方もいるでしょう。そのような方は、本当に借金地獄に陥り、なかなか抜け出せなくなります。
最後には、借金地獄から抜け出す方法についてもお伝えしました。
どのような対処法を検討するにしても、まずは収支確認の徹底を行わなければいけません。毎月どの程度の収入が入るのか?毎月の支出はいくらなのか?についてまずは把握してください。
そのうえで、いくら足りないのか、いくらあれば無理なく借金を返済できるのか?を把握しなければ、今後の対策を考えることすらできません。今回お伝えしたことを参考にしていただきながら、今後の対処法を検討されてみてはどうでしょうか。