借金をしてるのに競馬をやめられない!現状を変える方法と借金の解決方法

借金をしてるのに競馬をやめられない!現状を変える方法と借金の解決方法

「競馬は借金をしてまでするものではない」そう頭では分かっている方が大半です。そうは言いつつも、結局やめられないのは競馬が持つギャンブル性が原因でしょう。

仮に借金をしても、たった1レースで負け分を取り返せるだけの爆発力を持っているのが競馬です。その結果、借金に対するハードルが低くなってしまうのが怖いところ。

そこで今回は、「借金をしてまで競馬に行ってしまう自分を止めたい!」と思っている方に向けて、競馬をやめられない理由ややめられないとどうなってしまうのか?についてお伝えします。

本記事最後には、競馬で作った借金の精算方法についてもお伝えしています。競馬や借金で悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

近藤邦夫

司法書士法人 浜松町歩法務事務所」代表司法書士。 愛知県岡崎市出身。 昭和64年早稲田大学法学部卒業。 長年にわたり、債務整理を行い、 また宅地建物取引士の資格を生かし、不動産登記や商業登記も行なっている。

借金をしてまで競馬がやめられない!その理由とは?

「競馬は借金をしてまでやるものではない」そう頭ではわかっていても、つい馬券を購入してしまう。という方は、下記の理由から辞められない状態に陥っているのかもしれません。

  • 借金のハードルが著しく低くなっている
  • 「絶対に取り返せる」という自信があるから
  • 過去に勝った経験が邪魔をしている
  • 競馬に対するギャンブル依存症であるから

「競馬を辞めたくても辞められない」「借金をする自分が嫌だ」そう思われている方は、まずは自分がなぜ競馬をしてしまうのか?について理解されたほうが良いでしょう。

まずは、あなたが借金をしてまで馬券を購入してしまう理由についてお伝えします。自分を俯瞰し、今後の対策に繋げてください。

借金のハードルが低くなっている

競馬は一発逆転ができるギャンブルであり、自分次第で的中率をあげられるのも特徴。仮に、10万円の借金をして9万円負けても、最後の1万円で大逆転することもあります。その結果、「借金」というものに対するハードルが著しく低くなっている可能性があるでしょう。

また、競馬を楽しんでいる時間は熱くなっているため、冷静な判断ができません。チャンス(レース)とお金(借金)さえあれば、自分の実力次第で逆転できる!と思い込んでいる方は多いです。

今までに何度も気持ちの良い大逆転を経験してきたことでしょう。その結果、借金とは言いつつもすぐに勝って返済できるという認識に至ります。そうすれば、借金に対するハードルも低くなってしまうでしょう。

手堅くいっても掛け金を増やせば取り返せると思うから

競馬はパチンコ等のギャンブルと比較して、掛け金次第では一発逆転も可能です。パチンコ等であれば、数十万円も負けてさすがに取り戻すことは困難です。一方、競馬の場合はたった1レースで取り返せる可能性があります。

仮に堅いレースで手堅くかけてオッズが低くても、掛け金さえ増やせば数十万円〜数百万円の配当がつくこともあり得るでしょう。それが競馬の怖いところです。

たとえば、とある日曜日に負けレースが続き数十万円負けていたとしましょう。最後の1レースで大きく賭けられれば、逆転できる可能性があります。そこで、「今まで負けてきたけど、最後のレースは自信がある。だけど、逆転をするためには10万円借金しなければいけない」

このような状況になったらどうするでしょうか?10万円借金できる環境があれば、間違いなく借金をして馬券を購入するでしょう。

結果的に勝てれば良いですが、万が一負けてしまえば10万円の借金をした事実と喪失感だけが残ります。最終レースが終了した時点でその日はもう終了です。

競馬は下記の3つが揃うと歯止めが効かなくなるでしょう。

  • 根拠のない自信
  • 負け続けているときの焦り
  • 借金をできる環境

仮に取り返せる自信があってもギャンブルである以上は、負ける可能性やリスクはどこまでもついて回ります。とくに終盤になればなるほど、負け金を取り返すために賭け金が増える傾向にあるでしょう。

過去の勝ち体験が邪魔をしている可能性大

借金をしてまで馬券を購入してしまう大きな要因のひとつに、心理的なものがあります。中でも、競馬は自分で予想をすることころから始まってレースを見て、結果が出る。このプロセスには頭を悩ませたり、レースでドキドキしたりとさまざまな感情が関わっています。

そして、自分が悩み抜いて購入した馬券が見事に的中すれば、やはり嬉しいですし良い経験として自分の中にインプットされてしまいます。一方で、負けてしまった経験は「嫌な経験」として、脳は忘れる努力をするため結果的に勝ちの経験ばかりが記憶として残ってしまうのです。

そうした勝ちの経験の積み重ねで冷静な判断ができなくなってしまいます。最終的には、「勝てる自信」につながるため、借金をしてでも馬券を購入してしまうのでしょう。

競馬に対する依存性が病気であるため借金をする

借金をしてまで競馬に出かけてしまう方は、ギャンブル依存症(病的賭博)という病気です。病気は自然に治るものではないですし、本人が自覚して治療をしなければ改善されるものではありません。

病気である以上、借金をしてまで競馬を行ってしまうのは仕方のないことです。それを自覚したうえで、自分自身が改善をしたいと誓うのであれば、治療に専念するべきでしょう。

MEMO
ギャンブル依存症から抜け出すために、自分で今すぐできる方法は収支管理とリスト化です。まずは、競馬をした際の収支をつけて「負け」を俯瞰できるような状態にすること。そのうえで、人に迷惑をかけてしまった事実や惨めな思いをした事実を紙に書き留めることでも改善する余地があります。

参考:ギャンブル依存症予防回復支援センター|ギャンブル依存症とは

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【5つの方法】借金をしてまで競馬に行く自分を止めるにはどうすれば良い?

借金をしてまで競馬に行ってしまう自分が嫌だ、今すぐにでも改善したい。そう思うのであれば、下記のことを実行されてみてはどうでしょうか。

  • 1:借金をしている借入先の解約・知り合いへの公言
  • 2:口座にお金を入れない
  • 3:メインレース一本に絞って少額勝負をする
  • 4:開催日に競馬以外の予定を入れておく
  • 5:競馬を根本的に辞めたいなら第三者機関へ相談するのが大切。

次に、競馬を辞めたいけど辞められない、借金をしてまで馬券を購入してしまう自分を止めたい。そう思われている方に向けて、借金をする自分に歯止めをかける方法についてお伝えします。

1:借入先の解約・知り合いに公言する

「競馬をすることではなく、借金をする自分に嫌気がさしている」「遊びの範疇で競馬をできるならそれで良い」そう思われている方は、絶対に借金をできない状況を作れば良いです。

たとえば、カードローンからの借り入れがメインなら、すべて解約して返済専用にすれば良いでしょう。知人や家族から借金をしてしまう方は、みんなに「これからは2度と借金をしない!貸して欲しいと言っても、貸さないでほしい!」と伝えておけば済みます。

ただ、借金をできない状況になると、無理矢理自分の欲を押さえ込むことになります。その結果、使ってはいけないお金に手を出してしまう恐れがあります。たとえば、家賃分として取っておいたお金で馬券を購入してしまったり、食費を削って馬券を購入したりしてしまうことがあるでしょう。

そうなってしまえば、「競馬をするため」ではなく「家賃を支払うため」あるいは「生活費を確保するため」に借金をしてしまう恐れがあります。きっと、いざそのような状況になると「家賃は絶対に支払わなければいけないし、仕方ないよな…」と思い借金をすることになるでしょう。

借金をできない状況にすることはもちろん、絶対に生活費等に手を出さない強い意志を求められる点は注意してください。

2:口座にお金を入れない

インターネット購入をメインにされている方は口座にお金を入れておかなければ、借金をしてまで競馬をする可能性が低くなります。

また、物理的に口座に入金できない状況にしておくことも大切です。最近の消費者金融等は、ネット上で簡単に口座への入金(借金)が可能であるため、そういったところまで抑え込めればとても有効です。あとは、口座に入金しにいかないことを徹底すれば良いでしょう。

3:メインレース1本に絞って少額で勝負する

「趣味である競馬を辞めるつもりはない」「借金をしてまで競馬をする自分がダメ」と思われている方は、無理をする必要はありません。そのまま競馬を続ければ良いでしょう。

とはいえ、気の赴くままに競馬をしてしまった結果が現状です。借金をしないためには、ある程度資金を絞る必要があります。1日◯万円までと自分のなかで決めて、1レースのみに全額を投入すれば良いです。

その1レースのために多くの時間を費やし、本気の予想をすれば良いです。ただ、いくら本気の予想をしたところで、ギャンブルである以上負けてしまうこともあるでしょう。そのため、できるだけ最終レースの1本に絞ることをおすすめします。

「泣いても笑ってもラストレース」と思えば良いです。最終レース以外にしてしまうと、勝っても負けても「まだ増やしたい」とか、「負けを取り返したい」と思い、結果的に借金をしてしまうためあくまでも最終レースの1本に絞ることが大切。

回数を減らすことで感情のコントロールもしやすくなるでしょう。負けてもそれを認めざるを得ない。勝っても、それ以上賭けることができない。これを繰り返せば、自ずと借金額も減っていくことでしょう。

4:開催日は競馬以外の用事を入れておく

競馬の開催日に競馬以外の予定を入れておくことで、競馬から離れられるようになるでしょう。

競馬をされている方のほとんどは、馬券を購入後に映像やラジオ等でレース状況を確認しているはずです。逆に、競馬以外の用事を入れておくことで、レース状況を把握することができないため、購買意欲が衰退するでしょう。

また、競馬以外の用事を入れておけば、予想する時間がないため馬券の購入ができません。競馬が好きな人であればあるほど、直前のパドックや馬場入場等を見てから最終的な決定をするはずです。それらを一切できない状況にすれば、自然と競馬から離れられる状況になるでしょう。

新たな趣味を見つけるでも良いですし、家族と出かけたり自分でリフレッシュしたりすれば良いです。競馬に一喜一憂している時間を考えれば、とても有効な時間を過ごせるはずです。

競馬に費やしていたお金を借金返済に充てられれば、徐々に借金残高も減っていくことでしょう。競馬は開催日が決まっていることから、とても有効な手段です。ぜひ検討してください。

5:競馬をやめるなら第三者機関に相談するのが良い

借金と同時に競馬自体も辞めたいと思い、辞められるだけの覚悟があるなら、第三者機関に相談するのも有効な手段です。競馬は依存性が高く、自分1人の力でやめようとすればさまざまな試練が発生するでしょう。

無理に自分の力のみで解決しようとするのではなく、第三者機関に頼ることで無理なく競馬や借金生活から抜け出すことができるようになるでしょう。

競馬にのめり込んでしまう方の相談先は下記の通りです。

MEMO
【公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター】
メールでの相談はこちら
電話でのカウンセリング
0120-321-153
(※上記電話番号にて予約をしてください)
受付時間:平日9時〜20時

【JRAインフォメーションデスク】
050-3536-0066
受付時間:平日10時〜17時

参考:JRA|お問い合わせ

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このまま借金と競馬をやめられなかったらどうなる?

現状のまま競馬や借金を辞められないと、下記のことが起こり得るでしょう。

  • 借金の返済不能に陥る
  • 社会的信用が失墜する
  • 闇金から借り入れをしてしまう

とくに、借金の返済が困難になることで起こり得るリスクは、今後の人生に影響を及ぼすものもあります。次に、万が一このままの状況が続くとどうなってしまうのか?についてもお伝えします。

借金返済不能に陥る

競馬の平均回収率は75%程度と言われています。つまり、勝ち切ることは非常に困難であるということ。そもそも、競馬で100%以上の回収率を安定して出せていれば、借金をすることはありません。

100万円を使って平均75万円しか回収できないわけですから、今の状況が続けば最初に借金をできない状況になり得るでしょう。この時点で気付いて改善に向けた努力を始められればまだ被害を抑えられるかもしれません。

しかし、これ以上借金ができない状況になってもなお、競馬をやめられなければかならず借金の返済ができない状況になるでしょう。なぜなら、競馬がやりたいけどお金がないから。

借金もできなくなった方は、次に生活費や借金の返済費用に手を出すようになるでしょう。これもまた、「勝てば返せる。今日は勝てる気がするから、少しくらい使っても大丈夫」という根拠のない自信が故です。

平均回収率75%の競馬で勝ち切ることは困難であるにもかかわらず、根拠のない自信が邪魔をして生活費等を捻出。その結果、借金を返済する費用がなくなってしまうでしょう。

ギャンブル依存症が考えることは「競馬で勝ってから借金を返そう」です。競馬が第一優先になっている方が非常に多いです。その結果、借金を返済できない状況に陥ってしまうのです。

このまま、借金をできない状況になってしまうと、下記のようなことが発生するでしょう。

  • 各種ローン契約の締結ができない
  • 厳しい取り立てを受けることになる
  • 遅延損害金や一括請求の可能性

万が一、返済不能に陥ってしまうと、日常生活や今後の人生にも著しい影響をあたえる恐れがあります。合わせて、返済不能で起こり得るリスクもお伝えするので、今後の参考にしてください。

借金返済ができなければ各種ローン契約ができない

借金の返済ができずに滞納が続くと、信用情報機関に異動情報が掲載されてしまいます。この異動情報とは、いわゆる「ブラックリスト入り」のことを指し、各種ローン契約等の締結が難しくなります。

MEMO
実際にはブラックリストというリストは存在しません。ただ、異動情報掲載によって、各種ローン契約の締結が難しくなるため、これを一般的に「ブラックリスト入り」と呼びます。

異動情報は借金の滞納後61日以上もしくは3カ月以上経過時点で掲載されてしまいます。

参考:CIC|信用情報開示報告書の見方

異動情報は滞納の解消から5年間は継続して残ります。そのため、競馬をやめられずに滞納が続いている間は、半永久的にローン契約等の締結が困難になるでしょう。

たとえば、住宅ローンや車ローンやクレジットカード等は難しくなります。また、高額化するスマートフォンの割賦料金支払いも難しくなるでしょう。少なからず、今後の人生にも多大な影響を及ぼす恐れがあるので早めの対応・対策が必要になります。

MEMO
「ブラックリスト=ローン契約が100%不可能」ではありません。そもそも、異動情報が掲載されている方に対して、ローン契約を結んではいけない。といった法律は存在しません。そのため、ローンを通すか否かは各ローン会社の判断に委ねられています。とはいえ、異動情報が掲載されている時点で信用はなく、ほぼ100%無理だと思っておいた方が良いでしょう。

厳しい取り立てを受ける恐れがある

借金の滞納が続き、再三の手紙や電話を放置していると、厳しい取り立てを受ける恐れがあります。具体的には、自宅への訪問や法的手続きへの移行等です。

本来、貸金業法という法律によって取り立て行為は厳しく規制されています。しかし、合法の範囲内で確実に借金を回収するために、あらゆる手段を講じてくるのは当然です。

自宅に来られてしまえば、家族や近隣住民からの目も気になるでしょう。もちろん、怒鳴ったり脅かしたり、張り紙を貼ったりといった行為は絶対にありません。とはいえ、自宅に来られれば相当なプレッシャーを感じることでしょう。

また、最終的に無視・放置を徹底していると、裁判所から督促状が届くようになります。万が一、法的手続きまで移行してしまえば、強制的にあなたの財産を差し押さえる強制執行まで時間がありません。

中には「強制執行をされても財産はないから大丈夫」と思われている方がいるかもしれませんが、あなたの給料も差し押さえの対象です。給料は、可処分所得(手取り給料)の1/4まで差し押さえが可能であるため、今後の生活にも著しい影響をあたえます。

たとえば、あなたの可処分所得が20万円だったとすれば、毎月(完済まで)5万円ずつ差し押さえられるということです。競馬をするための資金を失うだけではなく、自分や家族への影響も著しいでしょう。

遅延損害金の発生・一括請求で支払不能に

借金を滞納すると滞納初日から、遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、約束の日に返済がなかったことに対するペナルティのようなもので、ほとんどのカード会社が借入金額に関係なく年率20%に設定しています。

仮にあなたが競馬で作った借金100万円を3カ月間(90日)滞納した場合の遅延損害金は「49,315円」です。もちろん元金も合わせて請求されるため、支払えない状況に陥るでしょう。

【借入金額・滞納期間別 遅延損害金一覧表】

借入金額/滞納日数 90日 120日 150日
100万円 49,315円 65,753円 82,191円
200万円 98,630円 131,506円 164,383円
300万円 147,945円 197,260円 246,575円

※年率20%で計算

上記の通り、滞納期間や借入金額が多くなればなるほど、遅延損害金も大きくなります。さらに、滞納が3カ月程度経過すると一括請求されるのが通常です。

仮に、競馬で作った借金100万円を滞納から3カ月後に一括請求された場合は、一括で「1,049,315円+滞納日前までに発生していた利息」を支払わなければいけません。

カードローン会社等から一括請求されてしまった時点で、原則一括返済しか認められません。なぜなら、期限の利益を喪失しているから。あなたは、カードローン等を契約する際に、利用規約を確認して承諾をしているはずです。

その利用規約の中には「滞納があった場合には期限の利益を喪失する」等の記載がかならずあります。これに納得して契約を締結している以上、一括返済しか認められないでしょう。

そうならないために、早めに競馬を辞めたり借金生活から抜け出すための努力をしたりしなければいけません。一括返済できるだけの資力がなければ、競馬で一攫千金を狙ってしまうことになるでしょう。

社会的信用が失墜する

借金を返済できなければ、必然的に信用は失墜します。貸金業者等からの借り入れであれば、信用情報機関に金融事故情報が掲載され、今後の人生にも影響をあたえるだけで済みます。借金の滞納さえ解消してしまえば、数年程度でその情報は消えるでしょう。

しかし、競馬をするために借金をした相手が、友人や家族なら注意しなければいけません。万が一、貸金業者以外から借りたお金を返せないならば、あなたに対する信用は著しく失墜するでしょう。

そして、あなたに対する信用を回復させることは非常に困難です。相手の記憶は「◯年経過すれば消滅する」というものでもありません。借金や競馬をやめられなければ、お金のみならず信用や家族・友人を失ってしまう結果になり得るでしょう。

闇金等から借り入れをしてしまう恐れがある

「競馬がしたい」「今日は絶対に勝てる気がする」といったとき、手元にお金がなく借金をできる環境もなければ、どうするでしょうか?ここで我慢できる人は、借金を抱えてまで競馬をしていないはずです。

どうにかしてお金を工面しようとし、闇金業者等のような危険な業者に手を出してしまう恐れがあります。仮に闇金からお金を借りたとしても、「勝てば返せるから大丈夫。今日は勝てるから…」などと、根拠のない自信が発生してしまうでしょう。

競馬はパチンコ(機械)等とは異なり、自分の考えや予想次第で勝率をあげられます。その結果、闇金に対する借り入れハードルも低くなってしまうでしょう。

闇金は言うまでもなく犯罪です。犯罪者からお金を借りて返せなくなれば、どうなるかは想像に難くないです。「闇金からは絶対に借りない」頭では分かっていても、どこかで「お金さえあれば絶対に勝てるのに…」と言う自信が邪魔をするでしょう。

MEMO
万が一、闇金からお金を借りてしまった場合には、直ちに司法書士や弁護士へ相談してください。自分で解決しようとすると、交渉が難航したり厳しい取り立てを受けたりする恐れがあります。
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競馬をやめたい!借金生活から抜け出すためにはどうすれば良い?

競馬をやめられれば、馬券購入に充てていた費用を借金返済に充てることで着実に完済を目指せます。しかし、競馬で作った借金の返済が困難である場合や、競馬という誘惑にどうしても勝てない方は下記のことを検討してください。

  • 働くことに注力して借金の完済を目指す
  • 債務整理で借金問題を解決する

最後に、競馬生活・借金生活から抜け出すための方法についてお伝えします。

働くことに注力して借金の完済を目指す

競馬の開催日になるとどうしても疼いてしまう方は、開催日に仕事をしてください。仕事をすることで、借金の返済費用を捻出できるうえに、競馬も行かずに済みます。頭で分かっていても行動できないなら、物理的に競馬をできない状況にするのが効率的です。

最近では、多様化する働き方の中で土日等だけ出勤可能な募集も多くあります。副業をするでも良いですし、アルバイトとして雇用されるでも良いでしょう。いかにして、借金返済を目指すか?どこに注力すれば良いのか?考え、行動することが大切です。

債務整理で借金を精算して人生のリスタート

競馬で作ってしまった借金を返済できない、せっかくなら清算してリスタートしたい。そう思われている方は、債務整理を検討してください。

債務整理とは、借金の返済が困難であることを債権者や裁判所に申し立て、借金の減額や免責(免除してもらうこと)してもらう手続きです。競馬で作ってしまった借金だとしても、債務整理手続きは可能です。自分にあった手続きを検討すれば良いでしょう。

【債務整理の種類】

任意整理
任意整理とは、債権者に対して借金返済が困難であることを相談し、借金の減額や分割の交渉を行う手続きです。和解が成立すれば、あらゆる利息のカットや残債の分割払いが認められる可能性が高いです。

また、任意整理はひとつの債務から手続きができるのが特徴で、債務整理をしたくない借金がある方にはおすすめ。また、一括請求された債務であっても、任意整理で分割払いに変更できる可能性が高いため、「分割ならなんとか払えるけど…」という方は任意整理を検討してください。

個人再生
個人再生とは、借金の返済が困難であることを裁判所に申し立てて、借金を大幅に減額してもらう手続きです。裁判所が認めれば、すべての借金をまとめて最大100万円まで減額が可能。

自己破産とは異なり、借金自体は少し残りますが、住宅(ローン)を残しておけるのが特徴です。「住宅ローンで住宅を持っているけど、借金を減額したい」と考えている方は、個人再生を検討してください。

自己破産
自己破産とは、裁判所に借金の返済が困難であることを申し立てて、現在抱えているすべての借金を免責(免除すること)してもらう債務整理手続きです。他の債務整理とは異なり、1円も借金が残らないのが特徴です。

また、「すべての借金」には、友人や家族等からの借金も含まれています。本気で人生をリスタートさせたい方は、自己破産を検討された方が良いでしょう。

上記の通り、債務整理手続きにはいくつかの種類があります。どの手続きを選択するかによって、経済的なメリットは異なります。自分がどの手続きをするべきか?悩まれているのであれば、まずは当事務所へご相談ください。

競馬で作った借金も自己破産で清算できる可能性がある

「ギャンブルで作った借金は自己破産ができない」と、聞いたことがある方は多いでしょう。実際、自己破産の免責不許可事由には「浪費やギャンブルによって多額の債務を負った場合」と記載されています。

参考:裁判所|免責不許可事由

つまり、ギャンブルで作った借金は免責許可決定(借金がすべて無くなる決定)がおりません。

ところが「裁量免責」といって裁判所には一定の条件のもとで、免責許可を決定できる権限があります。裁量免責が認められるためには、最低限下記の条件が必要になるでしょう。

  • 競馬やその他のギャンブルをやめていること
  • 競馬やその他のギャンブルをやらないために努力をしていること
  • 競馬で作った借金に対して後悔し、反省していること

最低限上記の条件をクリアできていれば、裁量免責が認められて自己破産が成立する可能性が高いです。自己破産さえできれば、借金はすべてなくなるためリスタートできるでしょう。

なお、破産手続き中に競馬やその他のギャンブルを行っている事実がばれてしまえば、その時点で免責不許可決定を受ける恐れがあります。絶対にやらない確固たる意思を持っている方は、自己破産を検討してください。

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まとめ

今回は、借金をしてまで競馬をしてしまう理由や今後起こり得るリスク等についてお伝えしました。

競馬は少額から始められる一方で、掛け金に上限がありません。多額の資金を賭けられれば、その分リターンも大きくなります。そうすると、多少負けが続いても「借金をして取り返してしまおう」と考えてしまいます。

勝ちの経験や予想が的中したときの気持ちよさが忘れられずに、ついつい投資額が嵩んでしまうこともあるでしょう。借金をしても勝てば返せると思ってしまう方も少なくはないでしょう。

しかし、競馬で勝ち続けることは非常に困難であり、かならず返済不能に陥ってしまいます。競馬をやめなくとも、借金をする自分にストップをかけられるようになってください。

そして、競馬で作った借金を清算したいと心から思っているのであれば、すぐにでも司法書士や弁護士へ相談してください。競馬と借金を精算し新たな人生をスタートさせる努力をされてみてはどうでしょうか。

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